性別を決める『X・Y染色体』

性別を決める『X・Y染色体』

2011年9月16日   2015年2月6日
男の子と女の子の産み分け

卵子の染色体は女の子に決定するX染色体で作られており、精子の染色体は、女の子に決定するXX染色体を持つ「X精子」と男の子に決定するYY染色体を持つ「Y精子」の2種類から作られています。

卵子と「X精子」が受精すると、23対の染色体の性染色体がXXとなり女の子が生まれ、卵子と「Y精子」が受精すると、23対の染色体の性染色体がXYとなり男の子が生まれるということになります。

性別は卵子が精子を受精したときの染色体の組み合わせで決まるのです。

X精子

X精子は寿命が2〜3日とY精子より長く、酸性に強い性質を持っています。Y精子の半分と数が少なく、スピードも遅いので、卵子に到達するのがY精子より遅くなりがちです。
しかし、腟内は酸性なので、酸性に強いX精子の生存率は高くなります。

Y精子

Y精子の寿命は24時間とX精子より短く、アルカリ性に強い性質を持っています。X精子の約2倍と数が多く、スピードも速いためので、卵子に到達するのがX精子より早くなります。
しかし、腟内は酸性なので、酸性に弱いY精子の生存率は低くなります。

膣内の環境

女性の膣の入り口は細菌感染を防止するために、酸性度が高くなっています。
しかし排卵日前後には、膣と子宮の間をつなぐ子宮頸管にアルカリ性の粘液量が多く分泌されるので、膣内の酸性度を中和していきます。

酸性に弱い「Y精子」は入り口で多くが死滅してしまいますが、排卵日前後はアルカリ性の環境になるため、「Y精子」が卵子にたどり着く確率が高くなります。

男性の衣類について

Y精子は熱に弱いため、男性がぴっちりとした下着を身に付けていると、熱の発散を妨げて体温が高くなり、Y精子の数が減る恐れがあるようです。
男の子を希望するなら、男性はぴっちりとしたブリーフよりも、締め付けがなく通気性の良いトランクスにした方がよいでしょう。

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