ファロー四徴症

ファロー四徴症

2018年3月19日 
心臓の病気

ファロー四徴症

症状

この病気はチアノーゼ性の心疾患で、心室中隔欠損症(右心室と左心室の間に孔がある状態)・肺動脈狭窄症(右室から肺動脈の狭小化)・大動脈騎乗(大動脈が左右両心室にまたがっている状態)・右心室肥大(右心室の心筋が厚くなっている状態)といった4つの形態異常がみられるのが特徴です。
肺動脈に流れるはずの静脈血が右心室から左心室に流れ込んでしまい、酸素の少ない血液が全身をめぐることになります。そのためチアノーゼの症状が現れ、皮膚や唇が青紫色になります。チアノーゼの症状が出る時期や程度は様々ですが、乳児期から呼吸困難やチアノーゼの症状が強く表れて意識を消失する場合などもあります。

治療

多くの場合は手術を受けますが、時期は症状の程度によって変わってきます。発作を何度も繰り返す場合には、血管をつなぐ手術をなるべく早く行います。
心室中隔欠損を閉じるなどの他の根治手術は乳児期を過ぎてから行います。

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