ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナ
症状
夏〜秋の初め頃に流行しやすい、夏風邪の一種です。
咳や鼻水は出ないものの、38〜40度の高熱が2〜4日間続きます。
のどの痛みが強く、口の奥の粘膜に小さな水泡ができて痛むため、食事を取りたがらない子も出てきます。熱が下がっても、のどの痛みは2〜3日間続きます。
高熱が続くため、熱性けいれんを起こす可能性もあります。
また、嘔吐、頭痛、ぐったりしているなどの症状が見られる場合は、まれに髄膜炎や心筋炎などの合併症を起こすこともありますので、すぐに小児科にかかりましょう。
原因
手足口病と同様のエンテロウイルスなどへの感染です。
ウイルスの型の種類が多数あるため、繰り返しかかることもあります。
治療
特効薬はなく、自然治癒を待つしかありません。
発熱や口の奥の痛みには解熱鎮痛剤を用い、水分さえ取れない場合には点滴による水分補給をおこないます。
注意点
高熱が続くため、水分を多くとって脱水症状を防ぎましょう。
口の奥が痛むため食事は刺激物が少ない薄味のものや、柔らかくのど越しが良いものを選びましょう。
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