クループ(急性咽頭炎)

クループ(急性咽頭炎)

2018年3月19日 
呼吸器の病気

クループ(急性咽頭炎)

症状

冬に乾燥した時期、3ヶ月~5歳くらいまでの乳幼児がかかりやすい病気です。
初めは鼻水・咳・喉の痛みなどのかぜのような症状がしばらく続いた後、ヒューヒューと早い呼吸が見られるようになります。
その後、声がかすれたり、「ケーン」という感じの犬の遠吠えのような特徴的な咳が出たりします。
症状が重くなると呼吸困難になったりチアノーゼを起こしたりすることもあるため、早期発見し、治療する必要があります。

原因

B型インフルエンザ菌やウイルスの感染により喉に炎症が起こっています。
炎症のために喉が腫れ、気道が狭くなり息が十分に吸えなくなっている状態です。

治療

症状が軽い場合は、ネプライザー(吸入器)で鼻や湿度の高い冷気や炎症を抑える薬を鼻や口から吸入します。
重症の場合には入院し、気管に管を通して酸素を送ったり気管を切開したりする必要があります。

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