細菌性肺炎

細菌性肺炎

2018年3月19日 
呼吸器の病気

細菌性肺炎

症状

細菌によって症状は異なりますが、一般的には咳や鼻汁、食欲不振、また不機嫌になるなどといったかぜのような症状が数日間続きます。
その後急に高熱が出て、呼吸が苦しくなります。さらに、急速に症状が悪化し、下痢や嘔吐を伴う場合もあります。抗生物質が効きにくい細菌が原因の場合には特に重症化します。

なかでもブドウ球菌は抗菌薬に強いためになかなか治らないということが多く、胸膜と肺のすき間や肺の組織の空洞部分に膿がたまってしまうことがあります。
こういった症状を膿胸や肺膿瘍といいます。

原因

細菌が肺に達することが原因で起こる炎症です。
炎症が起こると、白血球が細菌を取り込むことで肺を守ったり、気管や気管支に存在する細かい毛がのどの方へ細菌を送り返すという、通常ある防御機能が破られてしまいます。その結果、細菌が肺に侵入してしまうのです。
また、ウイルス性肺炎が長引いたときにも、高い確率で細菌性肺炎を起こすことがあります。

治療

抗生物質の点滴や補液、また呼吸が苦しい場合は酸素吸入を行います。

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