妊娠線の予防とお手入れ

妊娠線の予防とお手入れ

2011年12月2日   2015年2月6日
体重管理とボディケア

お腹が大きくなっていく妊娠中期以降にでてくるのが、妊娠線。
おなかだけでなく太ももなどにもあらわれ、一度できると出産後も消える事はありません。しっかりマッサージをして妊娠線を予防しましょう。

妊娠線とは皮膚の亀裂

妊娠線とは妊娠中期以降にお腹や胸(乳房)などが急激に大きくなり、その速さに皮膚の伸びがついていけず皮膚の亀裂・ひび割れが起こります。これが『妊娠線』と呼ばれるものです。

皮膚は表皮、真皮、皮下組織と分かれており、表皮の下の真皮や皮下組織が伸びにくいため亀裂が起こるのです。
一度できると出産後も消える事はありませんが、月日がたちお腹の大きさが元に戻るにつれ、だんだんと目立たなくなってきます。

妊娠線が出やすい部位

妊娠線は主におなか、太もも、おしり、胸(乳房)、わきの下などが出やすい場所です。
妊娠線の症状は、肌が固く皮膚の弾力性が少ない人に多くみられる傾向にあり、逆に肌がやわらかく伸びやすい人には出にくいようです。

また急激な体重増加も妊娠線ができやすい原因と考えられています。
保湿クリームなどで出やすい場所を予防しましょう。

妊娠線予防マッサージ

妊娠線を予防するには体重管理と予防マッサージが効果的です。
予防マッサージには保湿クリームや乳液、オイル、ローションなど様々な妊娠線予防専用のクリームが市販されています。
べたつかないタイプやオーガニック成分の物などその種類は様々です。

マッサージのタイミングは、肌に潤いがあり体も温まっているお風呂上りが一番良いでしょう。

おなかのマッサージ

手のひらでおなか全体をなでるようにやさしくマッサージします。この時赤ちゃんに負担をかけないためにも押してはいけません。クリームを全体に薄く伸ばすような感覚で、ゆっくりマッサージします。また『の』の字を描く様におへそを中心から周りに広がるようになでましょう。

太もものマッサージ

太ももは下から上へリフトアップするようにやさしくマッサージします。表側の太ももだけでなく、裏側や内側の太ももなど太もも全体を軽くマッサージしましょう。また足のつけ根も妊娠線が出やすい場所です。太もものマッサージの流れで足のつけ根もやさしくマッサージしましょう。

おしりのマッサージ

おしりも下から上へリフトアップするようにやさしくマッサージします。太ももの裏からおしりの上へ向けて、なでるようにやさしくマッサージします。やさしく持ち上げるようにマッサージすることで、おしりのヒップアップにも効果的です。

胸(乳房)のマッサージ

胸(乳房)全体をやさしくマッサージしましょう。手のひらで胸(乳房)の下から上へ包み込むようにマッサージします。乳首(中心)に向けてマッサージしますが、乳首を刺激しないように。また胸(乳房)のマッサージは授乳準備としてのマッサージ効果的もあります。

わきの下のマッサージ

わきの下は円を描くようにクリームを広げながらマッサージします。また二の腕も妊娠線が出やすい場所ですので、わきの下から二の腕へ向けて持ち上げるようにやさしくマッサージしましょう。

体重管理とボディケア」カテゴリ一覧へ戻る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加