
離乳食1回分の調味料の量
赤ちゃんの離乳食は素材の味を生かし薄味ですが、ステップアップするにつれて少しずつ調味料で味付けすることができます。
しかし、赤ちゃんの腎臓や消化機能は未熟なため、濃い味付けの離乳食は赤ちゃんに大きな負担になり、また、赤ちゃんの頃から濃い味付けに慣れてしまうことで、低年齢で生活習慣病の発症率も高まりますし、味覚形成にもよくありません。
そのため調味料は目分量ではなく、きちんと計量し離乳食の味付けをしましょう。
離乳食1回分の調味料の量
薄味と言っても実際どのくらいの量で味付けしていいのかよく分からないママも多いのではないでしょうか?
そこで計量スプーンの小さじ(5cc)を使って離乳食1回分の調味料の量を計ってみました。
塩分
よく使う「塩少々」(親指と人さし指の指2本でつまんだくらいの量)は約小さじ1/10(0.5g)程度。
「塩ひとつまみ」(親指・人さし指・中指の3本の指先でつまんだ量)は約小さじ1/5(1g)程度ですので、離乳食での味付けで使う塩分量はとても少ないことが分かります。
塩分の味付けは「塩」か「しょうゆ」のどちらか一方を使用します。
塩の場合
- ゴックン期:使用しない
- モグモグ期:0.1〜0.15g
- カミカミ期:0.16〜0.3g
- パクパク期:0.4〜0.6g
しょうゆの場合
- ゴックン期:使用しない
- モグモグ期:小さじ1/6
- カミカミ期:小さじ1/3
- パクパク期:小さじ2/3
糖類
糖類は摂取しすぎると、成長してから生活習慣病に影響することもあります。しっかり計量しましょう。
普段の料理によく使う上白糖で計量しました。
砂糖の場合
- ゴックン期:0〜1g
- モグモグ期:2〜2.5g
- カミカミ期:3g
- パクパク期:4g
油脂類
離乳食には植物性のオリーブ油などがおすすめです。バターやマーガリンはできるだけ無塩のものを少量使用し、風味程度にしましょう。
普段の料理によく使うサラダ油で計量しました。
植物油の場合
- ゴックン期:0〜小さじ1/4
- モグモグ期:小さじ1/2
- カミカミ期:小さじ3/4
- パクパク期:小さじ1
離乳食の進め方はこちら
- 離乳食の進め方・初期【ゴックン期・生後5〜6ヶ月ごろ】
- 離乳食の進め方・中期【モグモグ期・生後7〜8ヶ月ごろ】
- 離乳食の進め方・後期【カミカミ期・生後9〜11ヶ月ごろ】
- 離乳食の進め方・完了期【パクパク期・生後12〜18ヶ月ごろ】
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