離乳食の進め方・初期【ゴックン期・生後5〜6ヶ月ごろ】

離乳食の進め方・初期【ゴックン期・生後5〜6ヶ月ごろ】

2012年2月17日   2015年2月6日
離乳食の進め方

離乳食の量やスケジュールはあくまでも目安です。
毎日決まった時間に与えることで生活のリズムができますが、赤ちゃんやママの状態に合わせて無理なく進めていきましょう。

初めての食材を与える時は、その後の体調の変化に注意しなければなりません。病院にかからなければならない場合も考えられるので、初めての食材を与えるのは午前中の方がよいでしょう。

1日の離乳食スケジュール

離乳食開始〜4週目ごろ:午前中に1回与えましょう。

1日のスケジュール例1回食

5週目ごろ〜:慣れてきたら、午前中に1回目、夕食頃に2回目を与えましょう。

1日のスケジュール例2回食
1日1回食から1日2回食にステップアップする目安は、離乳食開始から1ヶ月〜1ヶ月半ごろです。
よく食べる赤ちゃんは4週目ごろから2回食にチャレンジしてみても良いでしょう。

離乳食の固さ・大きさの目安

離乳食ドロドロ状
ドロドロ状
ヨーグルトのように、なめらかにすりつぶした、噛まずに飲み込める柔らかさ

基本の食材

糖質食材【穀類・いも類】

体を動かすエネルギーになり、赤ちゃんでも消化吸収しやすい食材です。

米、パン、うどん、じゃがいもなど

ビタミン類食材【緑黄色野菜・淡色野菜・果物】

体の調子を整えてくれる食材です。

にんじん、ほうれん草、バナナ、りんご、トマト、キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃなど

たんぱく質食材【肉・魚介類・大豆製品】

骨や筋肉をつくる食材です。たんぱく質は糖質、ビタミン類より消化しにくいので、消化のいい食材を選び、赤ちゃんの内蔵に負担をかけないように食材を選びましょう。

白身魚、しらす干し、豆腐など
※肉は消化しにくいのでまだ与えてはいけません。モグモグ期から少しずつ与えましょう。

離乳食の量

離乳食開始1週目(1日〜7日目)

離乳食の量1週目

  • 小さじ1杯分から初め、慣れたら小さじ2杯分を与えます。
    (小さじ1=計量スプーン小さじ(5ml)です。)
  • 離乳食開始1週目(1日〜7日目)は消化の良い糖質食材を与えます。
  • 小さじ1杯分を赤ちゃんが食べやすいように、スプーンで4〜5さじに分けます。
  • 1日目は1さじから初め、少しずつ増やしていきましょう。

離乳食開始から2週目(8日〜14日目)

離乳食の量2週目

  • アレルギーが出た場合に食材が特定できるように、初めての食材は、1種類ずつ1さじから始めます。
  • 糖質食材+ビタミン類食材を与えます。

離乳食開始から3週目(15日〜21日目)

離乳食の量3週目

離乳食開始から4週目(22日〜28日目)

離乳食の量4週目

  • 糖質食材+ビタミン類食材+たんぱく質食材を与えます。
  • 慣れてきたら少しずつ量を増やして与えます。
  • よく食べる子もいれば、なかなか食べてくれない子もいます。無理せず赤ちゃんのペースで進めていきましょう。
  • よく食べる赤ちゃんは4週目頃から2回食にしてもよいでしょう。

離乳食の味付け

味付けはせずに素材の味のみで与えましょう。

赤ちゃんの体・口と舌の発達

ゴックン期の赤ちゃんは、まだ噛むことはできません。
最初のうちは飲み込む力も弱く、赤ちゃんは口に食べものをふくむと、唇を閉じて舌を前後に動かし食べものを喉の奥に送り、『ゴックン』と飲み込みます。(舌は左右、上下にはまだ動かせません。)

この頃の赤ちゃんの消化機能は未熟なため、脂肪分の消化吸収は難しく、塩分も内蔵に負担がかかります。

授乳の目安

まだまだ栄養は主に母乳・ミルクからとります。母乳・ミルクは赤ちゃんが欲しがるだけ与えましょう。

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