
離乳食の進め方・初期【ゴックン期・生後5〜6ヶ月ごろ】
離乳食の量やスケジュールはあくまでも目安です。
毎日決まった時間に与えることで生活のリズムができますが、赤ちゃんやママの状態に合わせて無理なく進めていきましょう。
初めての食材を与える時は、その後の体調の変化に注意しなければなりません。病院にかからなければならない場合も考えられるので、初めての食材を与えるのは午前中の方がよいでしょう。
1日の離乳食スケジュール
離乳食開始〜4週目ごろ:午前中に1回与えましょう。
5週目ごろ〜:慣れてきたら、午前中に1回目、夕食頃に2回目を与えましょう。
1日1回食から1日2回食にステップアップする目安は、離乳食開始から1ヶ月〜1ヶ月半ごろです。
よく食べる赤ちゃんは4週目ごろから2回食にチャレンジしてみても良いでしょう。
離乳食の固さ・大きさの目安
ドロドロ状
ヨーグルトのように、なめらかにすりつぶした、噛まずに飲み込める柔らかさ
基本の食材
糖質食材【穀類・いも類】
体を動かすエネルギーになり、赤ちゃんでも消化吸収しやすい食材です。
米、パン、うどん、じゃがいもなど
ビタミン類食材【緑黄色野菜・淡色野菜・果物】
体の調子を整えてくれる食材です。
にんじん、ほうれん草、バナナ、りんご、トマト、キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃなど
たんぱく質食材【肉・魚介類・大豆製品】
骨や筋肉をつくる食材です。たんぱく質は糖質、ビタミン類より消化しにくいので、消化のいい食材を選び、赤ちゃんの内蔵に負担をかけないように食材を選びましょう。
白身魚、しらす干し、豆腐など
※肉は消化しにくいのでまだ与えてはいけません。モグモグ期から少しずつ与えましょう。
離乳食の量
離乳食開始1週目(1日〜7日目)
- 小さじ1杯分から初め、慣れたら小さじ2杯分を与えます。
(小さじ1=計量スプーン小さじ(5ml)です。) - 離乳食開始1週目(1日〜7日目)は消化の良い糖質食材を与えます。
- 小さじ1杯分を赤ちゃんが食べやすいように、スプーンで4〜5さじに分けます。
- 1日目は1さじから初め、少しずつ増やしていきましょう。
離乳食開始から2週目(8日〜14日目)
離乳食開始から3週目(15日〜21日目)
離乳食開始から4週目(22日〜28日目)
- 糖質食材+ビタミン類食材+たんぱく質食材を与えます。
- 慣れてきたら少しずつ量を増やして与えます。
- よく食べる子もいれば、なかなか食べてくれない子もいます。無理せず赤ちゃんのペースで進めていきましょう。
- よく食べる赤ちゃんは4週目頃から2回食にしてもよいでしょう。
離乳食の味付け
味付けはせずに素材の味のみで与えましょう。
赤ちゃんの体・口と舌の発達
ゴックン期の赤ちゃんは、まだ噛むことはできません。
最初のうちは飲み込む力も弱く、赤ちゃんは口に食べものをふくむと、唇を閉じて舌を前後に動かし食べものを喉の奥に送り、『ゴックン』と飲み込みます。(舌は左右、上下にはまだ動かせません。)
この頃の赤ちゃんの消化機能は未熟なため、脂肪分の消化吸収は難しく、塩分も内蔵に負担がかかります。
授乳の目安
まだまだ栄養は主に母乳・ミルクからとります。母乳・ミルクは赤ちゃんが欲しがるだけ与えましょう。
- 離乳食の進め方・完了期【パクパク期・生後12〜18ヶ月ごろ】
- 離乳食の進め方・後期【カミカミ期・生後9〜11ヶ月ごろ】
- 離乳食の進め方・中期【モグモグ期・生後7〜8ヶ月ごろ】
- 離乳食の進め方・初期【ゴックン期・生後5〜6ヶ月ごろ】