離乳食の進め方・後期【カミカミ期・生後9〜11ヶ月ごろ】
1日2回の離乳食がしっかり食べれるようになったら離乳食・後期の始まりです。
離乳食中期よりも食材・量も増え、1日3回食となります。
離乳食・後期の後半(生後11ヶ月ごろ)にはママや家族と同じ時間に食卓を囲み、楽しく食事をしてみしょう。
初めての食材を与える時は、その後の体調の変化に注意しなければなりません。病院にかからなければならない場合も考えられるので、初めての食材を与えるのは午前中の方がよいでしょう。
1日の離乳食スケジュール
1日3回与えましょう。
離乳食の固さ・大きさの目安
バナナくらいの固さ
指でつまんで少し力を入れると潰れるバナナくらいの固さ。
基本の食材
糖質食材【穀類・いも類】
体を動かすエネルギーになり、赤ちゃんでも消化吸収しやすい食材です。
米、パン、うどん、じゃがいもなど
ビタミン類食材【緑黄色野菜・淡色野菜・果物】
体の調子を整えてくれる食材です。
にんじん、ほうれん草、バナナ、りんご、トマト、キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃ、キャベツ、はくさい、大根、玉ねぎ、きゅうりなど
たんぱく質食材【肉・魚介類・大豆製品】
骨や筋肉をつくる食材です。たんぱく質は糖質、ビタミン類より消化しにくいので、消化のいい食材を選び、赤ちゃんの内蔵に負担をかけないように食材を選びましょう。
白身魚、赤身魚、青背魚、しらす干し、豆腐、ヨーグルト、とり肉、豚肉、牛肉など
えび、かに、たこ、いか、貝もOKになります。新鮮なものをしっかり火を通して与えましょう。
離乳食の量
離乳食・後期:前半【後期開始〜2ヶ月間】
- 糖質食材+ビタミン類食材+たんぱく質食材をバランスよく組み合わせましょう。
- たんぱく質食材は魚なら15g、肉なら15g、豆腐なら45g、卵なら全卵1/2、ヨーグルトなら80gが目安です。
- 自分で手を出して食べたがるようになるので、手づかみしやすいものを用意するといいでしょう。
- 糖質食材は全がゆから軟飯になります。赤ちゃんの様子を見ながらおかゆの柔らかさを調整しましょう。
- たんぱく質食材はカミカミ期前半と同じ、魚なら15g、肉なら15g、豆腐なら45g、卵なら全卵1/2、ヨーグルトなら80gが目安です。
- 家族で食卓を囲み、楽しい食事の時間を体験させてあげましょう。
- 離乳食の進め方・完了期【パクパク期・生後12〜18ヶ月ごろ】
- 離乳食の進め方・後期【カミカミ期・生後9〜11ヶ月ごろ】
- 離乳食の進め方・中期【モグモグ期・生後7〜8ヶ月ごろ】
- 離乳食の進め方・初期【ゴックン期・生後5〜6ヶ月ごろ】
離乳食・後期:後半【後期開始3ヶ月目〜】
離乳食の味付け
油脂や調味料は少量なら使ってもよいですが、まだまだ薄味にしましょう。
赤ちゃんの体・口と舌の発達
舌の動きが更に活発になり、食物を歯ぐきで噛み潰せるようになります。
食物を前歯でかじり、一口の量を覚えていく時期です。りんごなどを薄くスライスしたものだと前歯でかじりやすいです。
まだまだ大きいものを無理に口に入れることもあるので、のどに食物がつまらないように目を離さないようにしましょう。
授乳の目安
食べる量が増えてくるので母乳・ミルクの量は減っていきます。母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ与えてもよいでしょう。ミルクも食事とは別に1日2回くらい与えましょう。