生理について

生理について

2011年11月15日   2015年2月6日
妊娠に関係する体の仕組み

生理とは成熟した女性の子宮から周期的に起こる、生理的な出血のことです。
正式には「月経」ですが、一般的に生理と呼ばれています。

子宮には、子宮内膜と呼ばれる粘膜層が存在し、排卵したけれど受精(妊娠)しなかった場合に、この子宮内膜が剥がれ落ち、血液とともに子宮口、膣を介して体外に排出されます。このことを生理とよんでいます。
そのため妊娠をすると出産後の数ヶ月間まで生理は止まります。

卵胞期

卵胞期に入ると卵胞刺激ホルモンが分泌され、卵巣の中にある未熟な卵子に成熟を促します。
卵巣で卵胞が成熟してくると、卵巣からエストロゲンという卵胞ホルモンが分泌され、子宮内膜は受精卵が着床しやすいように厚くなり妊娠の準備をします。

排卵期

卵子が成熟してくるとエストロゲンの分泌は急速に増えていきます。
エストロゲンの量が十分に増えると、脳にある視床下部は卵胞が成熟したと感知して、脳下垂体から黄体ホルモンを分泌して排卵を促します。

黄体期

排卵が無事に終わると卵子が入っていた卵胞は黄体という器官になります。そして、黄体ホルモンであるプロゲステロンを分泌し始めます。
このプロゲステロンは子宮内膜に働きかけ、受精卵が着床して妊娠しやすい状態にします。

この時に受精卵がうまく着床すれば妊娠です。受精卵が着床しなければ、不要な子宮内膜は剥がれ落ちて月経として体外に排出されます。

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