
出産後に行う手続きやマナー
出産後1ヶ月の間は出生届の提出や、赤ちゃんやママの検診など、何かとやらなければいけない事がたくさんあります。直前になって慌てるよりも、事前に準備しておいて出産後はゆっくり過ごす事に専念しましょう。
出生届の提出
出生届は、赤ちゃんが産まれてから14日以内に提出する必要があります。
出生届の用紙には出産に立ち会った医師が記入する欄もありますので、出生届の用紙は出産した病院からもらえる場合が一般的です。必要事項をもれなく記入して、市区町村など自治体の役場の戸籍課などに提出しましょう。
また14日の期間内に赤ちゃんの名前が決まらない場合もあります。その場合は出生届の子の名前の欄を空白のまま提出し、赤ちゃん名前が決まったら追完届を出す手続きの方法もあります。
赤ちゃんの1ヶ月健診・ママの産後検診
赤ちゃんの1ヶ月健診では赤ちゃんの体の成長や先天性の病気などの有無を見ます。
身体測定では身長・体重・頭囲・胸囲を測定します。原始反射(緊張性頸反射・モロー反射・把握反射・原始歩行)など体の反応も検査します。
問診の際に普段感じている事や、気になっている事などをしっかりと聞いておきましょう。
ママの産後検診では子宮の回復状態や悪露の状態、会陰切開の縫合跡の状態など、ママの体の回復状態を見てもらいます。
赤ちゃんの1ヶ月健診とママの産後検診は同じ日に受けられるように予約しておくことで通院の手間が省けます。
出産報告はがき
出産報告はがきで親・兄弟・友人・親戚・職場などに赤ちゃんの誕生をお知らせします。
出産祝いの催促だと思われないように配慮も必要です。
最近では親・兄弟・友人などへの出産報告は、携帯やパソコンのメールなどでお知らせする方も多い様です。それ以外の方には年賀状や暑中見舞いのハガキでの報告でも構いません。
ご近所の方への報告はお会いした際にあいさつがてらご報告しましょう。
また子供が出来ずに悩んでいる方もおられるかもしれません。お送りする相手方の気持ちも考慮しましょう。
出産内祝い
『出産内祝い』とは本来、親族やご近所など親しい人へ『赤ちゃんの誕生しましたので祝ってください』という気持ちを込めて、お赤飯などを振る舞うのが出産内祝いの習慣でした。しかしその習慣もほとんど見られなくなり、現在では出産祝いをいただいた方へのお返しという意味で定着しています。
内祝いの時期は出産後1ヶ月のお宮参りの頃が理想的です。
贈る品物の金額の目安はいただいた出産祝いの3分の1~半額程度が一般的ですが、上限は1~2万円程度で良いでしょう。
出産内祝いで使用する水引は、端を持って引っぱるとほどけ『何度も繰り返したい』という意味から、蝶結びの水引を使用します。
生命保険の見直し
赤ちゃんが産まれたらパパ(世帯主)の生命保険の見直しをしましょう。
出産後に生命保険の保障を手厚くする理由は、パパ(世帯主)が死亡したとき、残されたママや赤ちゃんなど家族の暮らしを経済的に支えるのが、生命保険の死亡保障の目的です。そのため子どもが居ない時は、パパ(世帯主)が死亡した場合でも、未婚の女性と同様にママが自分の生活費分を働けば良いため少ない保障額で問題ありませんでした。しかし妊娠したり赤ちゃんが産まれた後は、赤ちゃんが成人するまで、残されたママや赤ちゃんなど遺族が不自由なく生活できるだけの保障が必要となります。
保険の内容は複雑ですので、保険のプロに無料で相談するのが良いでしょう。