
赤ちゃんのことば
赤ちゃんはママのおなかの中でもママの声や外の音が聞こえていますが、羊水に包まれているので、聞こえてくるのはぼんやりした音です。
そのため生まれてすぐの赤ちゃんは大きな音にビックリして体を震わせることがあります。
ことばのコミュニケーション
生後2〜3カ月頃
声のするほうに顔を向けたり、「あー」「うー」と声を発するようになります。
生後4〜6カ月頃
色々な声を出すようになります。
生後6カ月頃には、動物の鳴き声などのまねをすると喜んだり、色々な音へ興味津々になってきます。
大人の行動を観察し、携帯電話やリモコンなど大人の使うものを触りたがるなどの関心が出てきます。
生後7カ月頃
喃語と呼ばれる「ダアダア」「バブー」など子音と母音を組み合わせた言葉を発するようになります。
大人の口元を観察し、発音をまねしようと同じように口を動かそうとしたりします。
この時期の赤ちゃんは、ママが指さしても、その指先を見ているだけですが、色々なコミュニケーションを繰り返すことで言葉の意味を覚えていきます。
「○○ちゃん、おはなきれいだね」など、身振りを交えて話しかけてあげましょう。
生後8カ月頃
欲しいものに手を伸ばしたり、気に入らないときには声や素振りで嫌がったりし、自分の気持ちを表現するようになります。
生後9カ月頃
今までなんとなく手を伸ばしていた「手さし」から、物をはっきりと示す「指さし」ができるようになります。
これは赤ちゃんの言葉ですので「指さし」したものを「ブーブーがほしいのね」「これは、おはなだね」と教えてあげることで、赤ちゃんの頭の中に言葉が蓄積されていきます。
1才頃
「ママ」や「マンマ」など意味のある言葉を話す子もいます。また、多くの赤ちゃんが「だっこ」や「おいで」などの指示が分かるようになります。
少しずつ理解できる言葉も増えてくるので、「パパはどこ?」と聞くと、そちらを見たり指をさしたりできるようになります。
言葉でのコミュニケーションができるようになってきますが、それと同時に、遊んでいるものを取り上げたりすると怒ったりと、意思表示をするようになります。
1才頃には、音がすると何の音か耳を傾けたり、自分で見に行ったりと音や言葉への関心が強くなります。大人の言葉も分かるようになり、「トイレ行くから待っててね」などの簡単なやりとりが理解できるようになります。
また、1才半頃には、物の名前や色「おいしい」「きれい」などの表現を理解する子もいます。