白色便性下痢症(ロタウイルス胃腸炎)

白色便性下痢症(ロタウイルス胃腸炎)

2018年3月19日 
感染する病気

白色便性下痢症(ロタウイルス胃腸炎)

症状

秋の終わりから春先にかけてよく見られる病気で、突如激しい嘔吐を起こします。
その後すっぱい臭いのする、米のとぎ汁のような白っぽくゆるい便が大量に出ます。

激しい下痢のために顔色が悪い、あやしても笑わない、手足の冷え、尿が減少し濃くなる、唇の乾燥、体重の減少等の脱水症状を起こすこともあります。

1歳未満の乳児の場合、大泉門といわれる頭のてっぺんのくぼみが通常よりもへこむこともあります。

原因

ロタウイルスの感染による発症が主です。ロタウイルスは冬に流行するかぜの原因ともなっています。

治療

乳幼児の場合、下痢と嘔吐が同時に起きるのは危険な症状です。
子どもは大人と違ってすぐに脱水症状になってしまいますので、白湯やお茶、(乳幼児用)イオン飲料などを少量ずつ回数を多く飲ませて十分に水分の補給ができるように気をつけてあげてください。

嘔吐が激しく早急に水分補給をする必要がある時には、点滴が有効です。症状によっては下痢止めや抗生物質などの服用を行うこともあります。

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