
おっぱいマッサージ1【基底部マッサージ】
母乳が出やすくなるように、おっぱいマッサージなどの乳房ケアを始めましょう。おっぱいマッサージをすることで乳腺を発達させて母乳をつくりやすい状態になります。
入浴時やお風呂上りなど毎日の習慣として続けましょう。
マッサージを始める時期などは医師や助産師に相談して決めましょう。
またお腹の張りを感じたらマッサージは控えてください。
基底部マッサージ
おっぱい全体の血液の循環をよくすることにより、妊娠中は乳腺の発達を促し、産後は母乳がスムーズに作られ、おっぱいが張り過ぎて痛くなるトラブルを防ぎます。
基底部マッサージには、ステップ1・ステップ2・ステップ3と3つのステップがあります。
基底部マッサージのポイント
- ゆっくり3回行いましょう。
- 手のひらでおっぱいをつぶさないように注意しましょう。
- おっぱいを揉まないように注意しましょう。
基底部マッサージ・ステップ1
ステップ1-1
1.マッサージする乳房と反対側の手を広げ、ボールをつかむような感じでマッサージする乳房の周辺部分にあてます。
ステップ1-2
2.マッサージする側の肘を横に突き出し、手首を反らせ親指の付け根を保護した指の外側にあてます。(この時保護している指の上にのせないように)
ステップ1-3
3.肘を上下に動かします。肩からの力がテコを利用した時のように親指のつけ根を支点に3回おっぱいの基底部を動かします。
ステップ1-補足
おっぱいが大きく保護する手からはみ出してしまう場合は、指先が脇の下まで届くように外側から保護します(おっぱいを下からすくいあげるように)。
そのあとは先ほどと同じように親指の付け根を保護した手の外側にあててマッサージします。
基底部マッサージ・ステップ2
ステップ2-1
指を揃えて小指側をおっぱいの外側下方(斜め下)の周辺部分にあておっぱいを保護します。
ステップ2-2
マッサージする側の肘を横に突き出し、手首を反らせ指先が下に向くように回します。
ステップ2-3
小指の付け根を保護した手の外側にあて、肘を上下に3回おっぱいの基底部を動かします。
基底部マッサージ・ステップ3
ステップ3-1
指を揃えておっぱいの周辺部分にあて、下から保護します。
ステップ3-2
マッサージする側の肘を横に突き出し、保護した手の下側にあてます。
ステップ3-3
肘を中心に前腕でおっぱいをすくい上げるように3回おっぱいの基底部を動かします。