
妊娠と喫煙
煙草には約4000種類もの化学物質が含まれ、その中には発癌性の物質も含まれていますので、喫煙することにより体内に取り入れていることになります。
煙草の喫煙は、昔から『百害あって一利なし』と言われるように、健康被害どころか妊娠しづらくなったり、妊娠している女性が喫煙していると、大事な赤ちゃんにまで悪影響を与えてしまいます。
男性の喫煙と妊娠の関係
男性での喫煙の悪影響としては、喫煙者と非喫煙者を比べてみると、喫煙されている方では、精子数が10~20パーセントほど減少し、構造に異常を起こしている奇形精子の発生率も高くなります。
また、無事に受精したとしても、子宮内で異常な胎児の発育が起こることもあり、流産や先天奇形の危険も高まります。
女性の喫煙と妊娠の関係
女性が喫煙している場合の悪影響としては、卵巣から分泌されている女性ホルモンの量が低下、卵巣で製造される卵子の老化進行、生殖機能の低下などがあります。
喫煙期間が長いほど卵巣もダメージを受けてしまい、平均よりも早く閉経してしまう場合もあります。
煙草に含まれる多くの有害物質は、流産や子宮外妊娠のリスクも同様に引き起こしてしまいます。
そして、妊娠している状態で喫煙を続けていると、赤ちゃんが正常に成長できずに低体重で生まれてきたり、無事に出産したとしても、将来、その赤ちゃんが成長したときに、不妊症になってしまう確率が高くなるとも言われています。
煙草を吸う家族がいる家庭では、乳幼児突然死症候群の発生率も高まると言われています。
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